FC2ブログ

ハイブリッド・イワナ

”ハイブリッド”と”爆釣"の連呼に違和感を感じる男、自営業FFです。

度々、ご登場頂くこのイワナ、ハイブリッドでしょうか?
IMG_2363.jpg
以前、チョッと書きましたけど、監視員をしていた頃「これは純血のヤマトイワナ、これはハイブリッドでチョッとなぁ~」って仰る方が時々居ました。「ハイブリッド」って「ヤマトイワナ×放流魚・ニッコウイワナ」と同義語で、不純物のような雰囲気を込めています。
 中には、「ヤマトイワナ以外は抜いて来るんですよ」「ヤマト以外は殺すんですよ」ってハッキリ言う方も居ました。世界各地で起こる「民族浄化」みたいです。

 自分は、”その川固有の天然イワナを守るため”と言うのなら理解できたんですが、一部の方が、ハイブリッドと呼んでいるヤマトイワナとニッコウイワナの特徴を両方備えたイワナ=”全て天然魚ではない”=ヤマトイワナ×ニッコウイワナって何を持ってそう仰っるのかが良く分かりませんでした。源流のイワナ釣りをされる方ならご存知だと思いますが、放流の無い最上流部にも(あえて呼びますが)ハイブリッドは居ます(最初の画像)。これを間引いて”貴重なヤマトイワナを守る”事になります。
 片や貴重と言って、もう一方で天然魚を抜いてくると言う事にも成りかねないのに、白い点の有る無しだけで判断する意味が分からなかったですね。
 怪しいヤツは処分の考え方も有るのでしょうが・・・
それ以来ですかね、イワナを語る時ハイブリッド云々を聞くと違和感を感じる様になりました。
好みで、ヤマトイワナ>中間型なら分かるんですけどね「オレはヤマトイワナの方が好きだ!!」(笑)
※因みに、このイワナを釣った川は漁協による放流実績が無いそうです。

 比較のために。↓これは、上の画像と同じ川で釣れる標準的なイワナ。これ100匹釣ると上のが4~5匹入る事が有ります。この数字が逆転しても、放流魚の系譜が天然魚を駆逐したとはならないでしょう。天然魚同士の争いで優劣が逆転したに過ぎないと思います。でも、この川の場合「ハイブリッドが釣れたら持ち帰る」事によってヤマトイワナが増える事が良い事なんでしょうかね。この場合ハイブリッド=不純物だから何でもかんでも排除って、ステレオタイプでは無いか?と言う気がします。
CIMG0660-1.jpg

自分は研究者でもなく、源流のイワナ釣りも15年位なのでベテランが「40年前はヤマトイワナしか居なかったのに今は・・・」と言われれば「その頃、ヤマトイワナだ何だって分かって釣ってた~?」と思っても、異論を唱える事が出来ません。が、ちゃんとした研究機関が天竜川水系にも木曽川水系にも天然魚として中間型は居ると言うので思い込みだけではないと思うのですが。

やっぱり、イワナを語る時、不純物のニュアンスを込めて使ってるハイブリッドには違和感が有るなぁ~。



17:04 | イワナ釣り | comments (6) | edit | page top↑
木曽路の秋は”はばろく”なのだ | top | 禁漁後、一発目は・・・

Comments

# >山猿 様
>山猿 様
お越し頂きありがとうございます。

木曾のヤマトイワナ綺麗ですね。
初めて釣ったのは、二十年以上前ですが朱点の濃さに驚いたのを今でも覚えてます。
以来、自分の中では「木曾のイワナ」=「美しい朱点」です。

山猿さんの仰るとおりで、その地域(河川)固有のイワナが姿を消して行くのは非常に残念です。
ただ、ネイティブに中間型が居る事も確かでして、それも含めて固有のイワナではないかなと思った次第です。

>「ヤマトは釣れないから人気がない。・・・
驚きです。「ニッコウ系だから釣り易い」とか「ヤマト系だから釣り難い」とか考えた事も無かったです。腕の所為でしょうか?どっちも釣れない!(笑)

それではまたお越しください。


by: 自営業FF | 2011/11/07 08:54 | URL [編集] | page top↑
#
はじめまして。
はばろくで検索していたら
ヒットしました。

興味深い記事ですね。
私も、ハイブリットと言う言葉を使います。
なぜかと言えば、問題意識を持って欲しいからです。
ある漁協の方に伺うと、
「ヤマトは釣れないから人気がない。
ニッコウ岩魚は釣れるから人気がある。
だからニッコウを放流する」と言ってました。

その結果、木曽でもニッコウ岩魚、もしくは中間型が多くなり、純潔のヤマト岩魚の生存が脅かされています。

ヤマト岩魚の一番の脅威は私のような源流釣り師ですが、私は、木曽古来のヤマト岩魚の美しさ、
を伝えていき、貴重さをマニアでない一般の人に知って欲しいと思います。

だから、これからも違和感はお持ちでしょうがハイブリットという言葉を使わせていただきます。

養殖ヤマトは、味噌川源流の遺伝子ですから

その川の遺伝子ではないので、そこは残念ですが、木曽に来ればヤマト岩魚が釣れる
そんな時代が来ると良いと思います。



by: 山猿 | 2011/11/06 22:30 | URL [編集] | page top↑
# >けばり 様
>けばり 様
お越し頂きありがとうございます。

「ハイブリッド」とは何なんですかね?使い方をみると、多分に負のイメージが強い気がします。
「雑ざり」と表現されてる方もいらっしゃいますが、白点が有るイワナは源頭部にも居ますからね。
ヤマトイワナとニッコウイワナの両方の特徴を備えた魚の全てが全て、(放流魚との)交雑じゃないと思うんですよ。
けばりさん!中間型が釣れたからって、何でもかんでもガッカリする事も無いのかなと(笑)。

それではまたお越し下さい。
by: 自営業FF | 2011/10/13 18:50 | URL [編集] | page top↑
# 深く考えません
自営業FFさん、こんにちは。
私は、単純な性格のため、どうもこういうお話に弱いです。
イワナが釣れれば、ニッコウで有ろうが、ヤマトであろうが、
単純に嬉しい。
でも、ヤマトが釣れると、やはりもうチョット嬉しいかな、
ヤマトが釣れたと思って見たら、尻尾の方の背中に、
かすかな白点があると、心のどこかで、少しテンションが下がります。
そんな事、イワナ自身にとっては、どうでも良い事で、
きっと「大きなお世話。」って言いたいでしょうね (笑)
ほんと、人間って勝手ですね。
by: けばり | 2011/10/13 12:45 | URL [編集] | page top↑
# >&oh 様
>&oh 様
お越し頂きありがとうございます。

仰るとおりで、良い悪いは別にして何らかの形で自然には手を付けて行くのでしょうね。

ヤマトイワナと言うヤツは一部の釣り人には(自分も含めて)ロマンの魚で有るようです。
その魚を駆逐するかもしれない放流魚、そして交雑した魚は排除すべしと仰る人は多いです。。
論旨には反対しませんが、ヤマト・ニッコウ両方の特徴を備えた魚は、全て放流魚との交雑
とするには無理があると思いました。まぁ、疑わしきは黒!!と言う考え方も有りますが・・・
HPやブログで使われている”中間型”=”ハイブリッド”には、負としての表現が殆どなので如何かと思った次第です。

10年近く前の話なので、現在は分かりませんが、水産試験場・木曽試験池で養殖されているヤマトイワナは木曽川・源流の一つ「味噌川」で採捕したイワナの子孫だと職員の方が教えてくれました。
&ohさんの仰るとおりで、このイワナを他の河川に放流して、結果、交雑し出現したヤマトイワナをハイブリッドって呼ぶのかなぁ~?と思ったりして。

それではまたお越し下さい。
by: 自営業FF | 2011/10/09 11:43 | URL [編集] | page top↑
# 自然破壊は原罪?
『地域個体群』という概念を持ち出せば、他の川から持ち込まれた血統は、例え同一種でも『自然破壊』という事になってしまうのでしょうが、例えばコイとかアユなんて放流しまくりで、もうオリジナルも何もないような状態ですが、結局『水産業』のためには河川改修とは違う意味で自然は壊さざるを得ない、と言ったところでしょうか。

それを快く思わない人もいるのでしょうが(気持ちは分からなくはないです)、人間は自然に全く手を付けずには生きられないとしか言えないです。
by: &oh | 2011/10/08 20:20 | URL [編集] | page top↑

post a comment

管理者にだけ表示を許可する