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酒飲み・・・「長野の酒メッセ2007」によせて

燗酒が美味しい時期になってきました。明治44年9月に信州を訪れた牧水はどんな酒を飲んだのでしょうか?

 牧水の歌集「路上」に
 
 「九月初めより十一月半ばまで信濃国浅間山の麓に遊べり」 
  その中に

  白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり
  
 と有りますが、浅間山麓ですからやはり小諸・佐久辺りの蔵でしょうかね。「御園竹」の蔵元武重酒造に歌碑が有るそうだから、「御園竹」なのかもしれませんね。
詳しくは此方→banner

以上は、前フリでありまして(笑)、本題に入ります。
10月18日、長野市で「長野の酒メッセ2007」なるイベントが有り、(信州の地酒をいただきに?)行ってきました。

今年のタイトルは「信州のみくらべ合戦」サブタイトルに「二人が信州の酒を愛でていれば、あの戦(いくさ)はなかったかもしれない」。で、謙信と信玄の川中島の一騎打ちらしきイラストがあり、ここにも大河ドラマの影響を感じます(笑)。この二人、信州人じゃあ無いんですけどね。
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肝心の酒ですが、美味しいお酒ばかりでした。と言うか、おかしな酒は有りませんでした。今年、長野県酒造組合が力を入れた「ひやおろし」もハズレが少なく、火入れ(熱処理)が一回少ない生詰だとこんなにも風味が違うのかと思いましたね。また、最近のトレンドでしょうか?広い会場に用意された試飲用のお酒に純米酒が多く、酒蔵が純米酒(純米吟醸も含む)に製造をシフトしてきている事を感じました。

各ブースでお酒を利いている時に感じたんですが、最初の「長野の酒メッセ」の時と比べると、酒の業界でない人達が「この酒米は何ですか?」「○○錦(酒米の名前)のお酒をお願いします」とか、「酵母はアルプス?9号?」なんて会話を結構してましたから、舌でお酒を味わうだけじゃなくて、頭で(精米歩合や原料等数字を加味して)味わう人が結構多いのには驚きました。年々、日本酒の消費量は落ちているそうですが、その中にあって日本酒の愛飲家を自称する人達は、この手のコアな人達が結果として多く残ったのかな?などと思いましたね・・・私もそのうちの一人ですが。
自分が子供の頃、酒飲み(アル中では無く酒好き)といえば破壊的な(笑)飲み方をしていたものです。水代わりにコップ酒を煽る人、毎日仕事帰り酒屋の店先で1合2合飲んでほろ酔いで帰る人、お酒のカップ(180ml入り)をゴクリッ!一口で飲み干す人。今思い出しても、皆さん実に美味しそうに、いい顔をして飲んでいました。でも「原料は○○が良い」とか「純米酒じゃなきゃダメ」だとか、そんな会話は有りませんでした。だからと言って、皆さんが酒の味が分らなかったとは思えません。「酔えれば良い」そう思って飲んでいたとも思いません。以前、テレビに日本酒通を気取るオバサンが「アルコール添加の酒は邪道」とか「本物の酒」と言う言葉をやたら連発して、日本酒を語っているのを見て、とても嫌な気分になりました。私は、一緒にお酒を飲むなら知識が豊富で酒の業界に通じている「酒通」より、あのオジサン達と一緒に飲みたいと思います。あんな酒飲みが、家族の中に居るとキツイものがありますが、ホントにあの人達はお酒(日本酒)が好きだったと、今になって感じております。

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